#6 川崎市のクレーン事故の企業責任は?
- nogami
- 4月22日
- 読了時間: 3分
更新日:5 日前

(写真:日経クロステック)
先日、川崎市でクレーン解体工事中に
作業員がクレーンの重りと共に落下し
作業員5名が死傷するという
大変重大な労災事故が発生しましたが
この事故の
企業責任の所在は
どのようになるのでしょうか?
詳しく解説していきます。
まず、この工事の受注構造ですが
発注者はJFEスチール
受注者は東亜建設工業
協力会社はベステラ社 他となっています。
一般的に事故時の責任の所在は
発注者2割前後、受注者8割前後
受注者の責任は
元受け2~3割、協力会社7~8割
と言われていますが
過失の度合いによっては
この責任割合は当然変わる事もあり
今回の事故においては
工法を提案したのは
協力会社のベステラ社とされているため
このベステラ社の過失割合は
高くなる事が予想されます。
このような労災事故時における
慰謝料・損害賠償額の相場は
慰謝料2,000万円~2,800万円
損害賠償額は施工会社の
安全管理状況により増減し
数千万円~1億円を超える
ケースもありますが
今回の事故のように
発注者、受注者、協力会社と
複数の業者が関わる事故では
事故の内容を精査した上で
その責任の割合に応じて
慰謝料・損害賠償額が
按分される事になります。
安全管理を徹底していても
労災事故を完全に防ぐ事は不可能なため
この慰謝料や損害賠償への備えは
必要不可欠になります。
また、非常に重要なポイントとして
加入している労災上乗せ保険が
『会社が被保険者になっている』
保険か否かというのがあります。
これは過去に
『被保険者が従業員
協力会社社員の保険は
保険金を慰謝料の財源として
会社受け取りし
従業員・協力会社社員に
慰謝料を支払ったとしても
被保険利益(保険金を受け取る権利)は
従業員・協力会社社員にあるので
慰謝料として認められない』
という判例があるので
(文化シャッター事件)
被保険者=会社
となっている事が非常に重要になります。
もうひとつ重要なポイントが
『保険金の支払いがスピーディーである』
ことです。
事故が係争に発展することを防ぐには
『迅速な解決』が肝要なのは
言うまでもありませんが
重大事故の労災認定には
どうしても時間がかかり
これがご家族・ご遺族の
不満因子となります。
そのため
『労災認定を待たずに
保険金を支払える保険』
であることも非常に重要です。
今回のような重大な労災事故の
リスクヘッジ策をまとめると
・事故防止策を周知・徹底する
・国の労災保険では不十分な
慰謝料・損害賠償金を補償する
『労災上乗せ保険』に加入する
(被保険者=会社で
労災認定を待たずに支払える保険)
・管理者向けに
『労災発生時の対応相談窓口』を整備する
・労災係争に強い弁護士との
コネクションを形成する
・弁護士費用が補償される保険に加入する
・保険免責時に備え
十分な現預金を確保する
弊社では、上記労災事故対策について
手厚いサポート体制を
無料にてご提案可能となっておりますので
ぜひお気軽にお問い合わせください。




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